射出成形の工程を動画で。
こんにちは!管理人のかずかずです。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
世間では新型コロナワクチン開発の進展のニュース等で株価がアメリカではNYダウが
3万ドル到達、日本株ではバブル崩壊後の最高値をつけるなど盛り上がりを見せてい
ますが、一方で国内では感染者が増加傾向にありGoTo施策の見直しや、飲食店の
営業時間短縮の要請が検討されるなど、再び経済の悪化が懸念されており人間と
ウィルスの一進一退の攻防が続いている様な気がしております。
弊社の景況は、徐々に平時に戻りつつありますが、まだまだ稼働率には余裕がある状態です。
景気回復を願いつつ、新規案件にも積極的に取り組んでいく所存であります!
さて、本題に移りますが、今回は射出成形の実際の工程を動画でご紹介したいと思います!
射出成形は大きな流れとして材料の状態から出荷までで、材料乾燥→成形→ゲートカット→梱包と
いう工程を経ますが、今回は成形の部分に絞ってご紹介したいと思います。射出成形って
工法は知ってるけど、実際に見た事はないなぁ、、、という方も多いのではないでしょうか。
射出成形は基本的に計量→射出→冷却→取り出しという工程を自動で繰り返して生産しています。
その事を踏まえ、早速動画をノーカットでどうぞ。
初めてのYouTube投稿とうこうということで、雑なカメラワークなどはご容赦ください。汗
動画の通り、型が閉まったらスクリュが前進し、射出を開始します。その後冷却時間確保の
為数秒間停止した後、今度はスクリュが回転して次ショットの為の計量を開始します。この
計量工程中にエアの混入を防ぐ為に前方向に圧力を加えながら計量をするのですが、その圧力
の事を「背圧」といいます。通常、計量は背圧をかけて行いますが、金型内に製品がある状態で
計量しないと樹脂が前にどんどん出て行ってしまうので必ず金型内に製品が残っている状態で
計量を完了しなければなりません。(金型内に製品がない状態で樹脂が前に漏れてしまう事を
ハナタレとかドゥルーリングと言ったりします。)
計量完了後、また数秒間置いた後に金型が開き取出機で取り出して1サイクルが完了します。
この様な工程を自動で繰り返す為、数千、数万という大きな生産ロットにも向いている工法だと
言うことがご理解いただけたかと思います。
さて、いかがでしたでしょうか。参考書等で文章で説明されてもいまいち理解しづらい点も
動画だと少しは分かりやすかったのではないでしょうか。
これからも技術に関しての情報を発信していきたいと思いますので今後ともよろしくお願いします!